中国の格付け会社で唯一ソブリン債の格付けを行うDagong Global Credit Rating社のJianzhong氏は、「アメリカはすでに破綻している」とコメントしたそうだ。
社会保障の未払い負債を含めたアメリカの借金が62兆ドルあるので、実質「デフォルト状態」といっておかしくない。
米政府は8月2日までに、14兆ドルの米債務上限引き上げをしなければ資金不足に陥るが、共和党は財政赤字削減の条件で合意できない限り、債務上限引き上げはできない。
ドイツ格付け会社Feri社は8日、アメリカの格付けをトリプルA(AAA)からダブルA(AA)に格下げ。
S&P、ムーディーズ、フェッチの格付け会社御三家も、デフォルト回避のための債務上限引き上がげできなれば、アメリカは最高格付けを失う可能性があると警告している。
債務上限引き上げされなければ、米国債の利払いや元本返済ができなくなるため、共和党支持者の一部では、 緊縮達成のためには『短期的』に破綻も容認するという意見がある。
もし債務上限引き上げされなければ(まずないと思うが)、『短期的』にでもデフォルトがおきる。米国債の利回りが急騰し、世界に債券市場は混乱することになるでしょう。
債務上限引き上げには『合意』できると思っているが、今後の政治的駆け引きは注目だ。